真犯人フラグの謎は深まるばかりですが、ぼやけて全くわからなかった誘拐事件の様相が、少しずつ見えはじめたような気がします。
第14話のラストでは、主人公・相良凌介(西島秀俊)の協力者であった橘一星(佐野勇人)が、本木春香(生駒里奈)に連れ去られてしまいました!
・・・が、橘一星は本当に『連れ去られた』のでしょうか!?
もしかして二人はグル?
橘一星と本木陽香の関係は!?
しかも助け出された光莉も、初めは自ら誘拐に協力していたかも!?
橘一星・本木陽香の関係を探りつつ、光莉の誘拐事件について考察してみました。
橘一星と本木陽香はグル?
第13話で本木陽香は、自分の部屋らしき場所で光莉を監禁しているシーンで、「連絡を取るの最低限っていったのどっちだっけ~?」とニコニコしながら電話をしていましたが、その電話の相手は橘一星と推測されます。
また、凌介が橘一星と新居に行った際、2階には本木陽香が隠れていました。
凌介は2階に人の気配を感じて見に行こうとしましたが、橘一星は凌介を止めています。
そして、橘一星は会社に送られてきた『ひかりんご返品します』というメッセージと数字の羅列を見ただけで、群馬山中の廃墟が光莉の監禁場所であることをつきとめました。
これは、『本木陽香が光莉を監禁している』ということを、橘一星が知っていたからではないでしょうか?
むしろ、『橘一星が、本木陽香と協力して光莉を誘拐したのかも?』と予想できます。
やはり二人はグルなのでしょうか?
でも、監禁中に光莉の血を抜くなど、本木陽香が光莉にひどい仕打ちをしていたことについて、橘一星は知らなかったようですね。
凌介の新居にばらまかれた血が光莉のものだとわかった時、橘一星は手に力が入り、持っていたグラスを強く握って割ってしましました。
『光莉がそんなことになってるなんて知らなかった』というショックと、本木陽香対する怒りの感情のあらわれだったように見えました。
初めは協力しあっていた橘一星と本木陽香ですが、本木陽香が暴走し始めてしまった可能性が高そうですね。
橘一星と光莉も共犯!?
橘一星と本木陽香はグルのように思えますが、なんと、『光莉も共犯だった』という可能性も考えられます。
何らかの理由があって、光莉は彼氏である橘一星に頼まれて、誘拐されるふりをした。
または、光莉自身が誘拐されたように見せかけて欲しいと頼んだとか。
実は、誘拐事件は橘一星と光莉の自作自演だったのではないかと考えることができます。
高校生の光莉を誘拐するとなれば、光莉が抵抗をしたらそれなりに目立つはず。
でも誘拐時の目撃情報はありません。
光莉が橘一星と共犯であればそれも納得できますね。
※第15話が放送され、まさに誘拐事件は「光莉の家出を橘一星が手助けしたことが始まり」であったことが判明しました!
ですが、光莉はこの事件に本木陽香が加わることは知らなかったと思われます。
第12話で監禁された光莉は本木陽香に向かって「あんた誰?」と言っていますが、光莉にしてみれば、自分と橘一星との誘拐事件に知らない女が登場してきた、それに対する「あんた誰?」だったように思えます。
それに、「あんた誰?」と言った時、光莉には怯えた様子はありませんでしたが(むしろイラついてたかも?)、光莉の監禁されている様子がネット上にあげられたときはかなり怯えている様子でした。
このネット上にあげられた光莉の監禁シーンは、光莉と橘一星が協力して撮影した『ヤラセ』だった可能性も考えられますね。
※同じく第15話で、監禁シーンは光莉と橘一星のヤラセだったことが判明しました。
橘一星は連れ去られていない!?
第14話のラストで、橘一星は廃屋の一室に光莉を助け出しに行き、本木陽香から身を挺して光莉を守りました。
その場から光莉を逃がすことはできましたが、橘一星は本木陽香に注射器を刺されてしまい、体の自由が利かなくなってしまいます。
ちょうどその時、相良凌介と友人・日野渉が廃屋に到着し、光莉を救出。
日野渉が橘一星を助けに行くと、その部屋にはもう誰もいませんでした。
そして床には筋弛緩剤の瓶が転がっていて…
つまり、筋弛緩剤を打たれて動けなくなった橘一星を、本木陽香が担いで連れ出したということ?
でも、冷静に考えてみると、いくら抵抗できない状態でも、女性が一人で男性を運び出すことができるでしょうか?
しかも、光莉が逃げたしてから日野渉がその部屋に入るまで、それほど時間はかからなかったはず。
そんな短時間で本木陽香が橘一星を部屋から運び出しだすのは無理があります。
おそらく、橘一星は筋弛緩剤を打たれていないのではないでしょうか?
本木陽香が襲ってきたのは、橘一星と一緒に仕組んだ演技だったのでは?
光莉が部屋から逃げ出したのを見た後、橘一星と本木陽香は二人でその場から逃げたのではないかと思われます。
やはり橘一星と本木陽香はグルで、協力しあっている可能性が高そうです!!
橘一星と本陽香は双子?腹違いの兄妹?
橘一星は、本木陽香が光莉の血を抜いていたことで、本木陽香に対して怒っていたはず。
それでもまだ橘一星と本木陽香が協力しあう理由は何でしょうか?
「本木陽香が橘一星のことを好き」、「元彼だった」という可能性もありますが、橘一星が光莉のことを好きな気持ちは本当のように思えます。
ここで気になるのが、本木陽香が『イライラした時に腕を掻く癖がある』ということ。
実は橘一星の母親・橘すみれ(須藤理彩)も同じ癖があり、イライラして腕を掻いているシーンが映されたことがあるのです。
これは、本木陽香と母親・すみれに『血のつながりがある』という暗示なのでは?
つまり、橘一星と本木陽香は兄妹なのではないでしょうか!?
そして、橘一星と本木陽香は二人とも23歳で同い年。
もし二人が兄妹だとしたら、『双子』もしくは『父親が違う兄妹』なのかもしれません。
橘一星と母親・すみれに何となく陰を感じるのは、何らかの理由で妹である本木陽香と一緒に暮らせなかったからとか。
光莉にひどい仕打ちをしていたことがわかった後でも、橘一星が連れ去られたふりをして本木陽香と一緒に姿を消したのも、兄妹の関係があるからなのかもしれませんね。
※第15話のラストで、橘一星の会社仲間は『本木陽香は橘一星のストーカー』と言っていましたが、『実は、兄のことを大好きな妹がストーカー行為をおこなっていた』という可能性は十分にあります。
橘一星も、会社仲間に妹だということを告げられなかったのかも。
橘一星と本木陽香の父親は強羅誠!?
かなり個人的な予想ではありますが・・・
橘一星と本木陽香が兄妹だとしたら、二人の父親は強羅誠(上島竜兵)という想定はできないでしょうか?
橘一星は母親に育てられ、本木陽香が強羅の元で育てられたとか。
であれば、本木陽香が屈折した危ない人格になったのもわかるような気がします。
また、、橘一星は父親のことを恨んでいる様子でした。
「(母親のところに)音信不通だった父親から急に連絡があって、今病院で死にかけてんだって」と光莉に告白していたこともありました。
強羅誠であれば、病気ではなく、事件に巻き込まれたり誰かに襲われたりして死ににかけたこともありえるかも?
そして、本木陽香が光莉の誘拐事件で暴走してしまったのも、裏で強羅誠が指図していたとか…。
そんなふうに考察してみると、『強羅誠が橘一星・本木陽香の父親』という説も、全くあり得ない話ではないかもしれません。
考えれば考えるほどいろんな仮説が出てくるとともに、どんどん謎が深まる『真犯人フラグ』!
早く続きが見たい!!