西島秀俊さんといえば、イケメンでスタイルも抜群。
演技力も高くてとても魅力的な俳優さんですね。
渋くてステキな大人のイメージが定着していますが、デビューしたての若い頃もとても爽やかでカッコよく、当時大人気だった話題作「あすなろ白書」にも出演していました。
ところが、なんと、その後すぐに芸能活動から干されてしまった過去があるのです。
5年間も民放のテレビドラマに出れなかったそう。
西島秀俊さんが干された理由とは、一体何なのでしょうか!?
早速、調査してみました。
また、あわせて若い頃の様子も紹介しますね。
西島秀俊のデビューは!?
西島秀俊さんは、1992年、テレビドラマ『はぐれ刑事純情派5』でデビューしました。
当時21歳で、横浜国立大学に在学中。
父親と同じエンジニアになるため、工学部生産工学科に通っていたそうです。
ですが、同時期に映画に夢中になり、東京アクターズスタジオに入所して本格的に俳優を目指すようになったため、俳優デビューをしたちょうどこの頃、大学を中退することにしたのです。
『はぐれ刑事純情派5』では新人刑事役を演じ、半年間のレギュラーを務めました。
9時過ぎに暇つぶしに再生した『はぐれ刑事純情派』を結局そのまま見続けてしまったんですが、西島秀俊がデビュー作でまともに刑事やってて地味にウケた。 pic.twitter.com/QVWdgaA2hL
— ゆずず (@yuzu0905) March 14, 2017
とても初々しいですね!
西島秀俊さん、カワイイです!!
西島秀俊は超話題作「あすなろ白書」に出演していた!
西島秀俊さんは、俳優デビューの翌年の1993年に、ドラマ『あすなろ白書』に出演しました。
『あすなろ白書』は、男女5人の大学生たちの恋愛や友情、若者ならではの苦悩や喜びを描いた作品で、フジテレビの『月9』枠で放送され、超大人気となったドラマでした。
大人気というのも、出演者の見れば納得です。
男女5人の大学生を演じていたのは、まずは、若かりし日の木村拓哉さん!
そして、筒井道隆さん、石田ひかりさん、鈴木杏樹さん、とその後、スター俳優となった方々が勢ぞろいしていました。
そして、残るもう一人が西島秀俊さんだったのです。
西島秀俊さんが演じた松岡純一郎という青年は、財閥の御曹司で容姿端麗、成績優秀、全てを兼ね備えてる一方で、同性愛者であるという悩みを抱えているナイーブな役柄でした。
そんな難しい役を見事に演じた西島秀俊さんは、大きな注目を集め、人気も高まっていったのでした。
西島秀俊が干された理由は?
注目が集まり、『いよいよこれから!』という時に、西島秀俊さんは5年もの間、テレビドラマ界から干されてしまったのです!
一体、何があったのでしょうか?
西島秀俊は渡辺プロを退社
西島秀俊さんは、『あすなろ白書』などのドラマで、爽やかで可愛らしい容姿に人気が集まったため、所属事務所の渡辺プロダクションはアイドル路線で売り出したいと考えました。
でも、西島秀俊さんはアイドル路線という方向性に納得がいかなかったようで、事務所と対立してしまい、その結果、渡辺プロダクションを退社することになったのです。
そして、退社することと引き換えに、『民放ドラマに5年間の出演禁止』という条件をのまされたのでした。
まるでイジメのようなひどい条件のように思えますが、その条件を飲んででも、西島秀俊さんは事務所を退社して、自分が求める作品に出たいと願ったのですね。
もともと映画に傾倒して俳優を目指したこともあって、このままでは自分が求める映画にはでられないのでは・・と当時は考えていたそうです。
その時のことを、こんなふうに語っています。
実は僕、この仕事を始めてから、俳優をやめようかなと思った時期があって……。すでにテレビの仕事は順調に入ってきてたんですけど、映画には出れなくて。このままだときっと映画には出れないんだって思い込んでしまったんです。『あすなろ白書』という連ドラをやった直後に『ちょっと考えたいので、一回やめます』と言って、最初の事務所をやめているんです。当時の僕には映画とテレビの俳優はまったく別で、はっきり分かれているように見えたんです
西島秀俊は干されていた間、何をしてたの?
1997年から2002年の5年間、民放ドラマに出演が禁止されてしまいましたが、その期間も決して無駄には過ごしませんでした。
西島秀俊さんは、その間、映画館に通い詰めて映画を見まくったそうです。
食事をとる時間も惜しんで、映画館でおにぎりを食べながら、ハシゴをして映画を見続けたとのこと。
年間300本以上の作品を見て、それらを自身の役作りにぶつけたそうです。
干された5年間は、西島秀俊さんは26歳~31歳の時。
あれだけカッコ良ければ、若手俳優としてとても人気が出そうな年齢でした。
そんな大切な時期に干されてしまったのはとても残念でしたが、その間も決してクサることなく映画と演技の猛勉強をして、充実した時間を過ごしていたのですね。
その経験が、今の高い演技力や、俳優としての深み、輝きに繋がっているかもしれません。
西島秀俊さんは、日本のみならず、海外の映画監督からも、とても高い評価を得ているそうですよ。
本当に素晴らしいですね!
西島秀俊の復活のきっかけは?
西島秀俊さんは、民放ドラマに出られなかった間も映画を見まくって、役作りの糧としていました。
その甲斐あって、1999年公開の黒沢清監督作品『ニンゲン合格』に初主演し、第9回日本映画プロフェッショナル大賞で主演男優賞に輝きました。
黒沢清監督は後にカンヌ国際映画祭で部門監督賞を受賞した名監督で、この『ニンゲン合格』でも、「俺は実力で選ぶ」と言って、西島秀俊さんを主役に大抜擢したそうです。
そして、復活のきっかけとなったのが、2002年公開の北野武監督作品『Dolls』に主演したことでした。
北野武監督自らが西島秀俊さんを主演に抜擢したこと、そして、この作品で西島秀俊さんが本格派の映画俳優として高い評価を得がことから、民放ドラマへの出演が解禁となったのです。
西島秀俊さんは、「北野武監督は恩人であり、とても感謝している」と語っています。
この映画『Dolls』への出演は、西島秀俊さんは俳優人生の大きな転機となったそうです。
また、もともと西島秀俊さんはビートたけしさん(北野武監督)の大ファンだったそうで、『ビートたけしのオールナイトニッポン』を欠かさず録音して聞いていたそうですよ。
そんな大ファンの北野武監督の作品に主演できて、本当に感激されたことでしょうね。
後に、西島秀俊さんの大ヒット作となった『劇場版MOZU』では、ビートたけしさんと共演されましたね。
「ダルマ役はたけしさんしかいない」との西島秀俊さんの熱いオファーに、ビートたけしさんが答えてくれたそうですよ。
西島秀俊のプロフィール
2002年、北野武監督『Dolls』の主演をきっかけに民放ドラマにも復活した西島秀俊さんは、その後はみなさんご存じのとおり、出演した作品は次々と大ヒットし、俳優として大ブレイクしました。
そんな西島秀俊さんのプロフィールを最後に紹介しますね。
名前:西島秀俊(にしじま ひでとし)
生年月日:1971年3月29日
年齢:50歳(2021年10月時点)
出身地:東京都八王子市
血液型:A型
身長:178cm
職業:俳優、声優、ナレーター
事務所:クォータートーン
学歴:桐朋高等学校卒、横浜国立大学工学部中退
婚姻:2014年12月22日、16歳年下の一般人女性と結婚
西島秀俊さんは、2021年10月17日放送開始のドラマ『真犯人フラグ』、11月3日公開の映画『きのう何食べた?』に出演しています。
どちらも大きな話題となっていますね。
西島秀俊さんの好演が楽しみです!!
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