日本を代表する歌姫、MISIA(ミーシャ)さん!
2020東京オリンピックの開会式では「君が代」を歌唱し、その圧倒的な歌唱力を世界中に知らしめました。
そんなMISIAさんといえば、いつもターバンを巻いた髪形をしていますね。
エキゾチックでとても素敵ですが、ターバンや独特な髪形にこだわりがあるのでしょうか?
なぜいつもターバンをしているのでしょう?
MISIAさんのターバンや髪形について調べてみました。
MISIA、ターバンと髪形の画像
まずはMISIAさんのターバンと髪形の画像を紹介します。
いろいろな種類があって、華やかで個性的なデザインで、目を引くものばかりですね。
どれもとても素敵です。
MISIAさんの髪形には、ターバンスタイルがすっかり定着しています。
MISIAのターバンと髪形
MISIAのターバンて何?
ターバンは完全にMISIAさんのトレードマークになっていますね。
テレビやライブに出演する時はいつも、いろいろな種類の色鮮やかなターバンをつけています。
かなりたくさんのターバンを持っていると思われますね。
でも、実はMISIAさんがつけているのは、『ターバン』ではなくじゃなく『カンガ』や『キテンゲ』とよばれるものなのです。
現在では頭に巻いている布を『ターバン』と総称して呼んでいますが、もともと『ターバン』とは中東諸国やインドで用いられたものだそう。
一方、MISIAさんが巻いているのは、『カンガ』や『キテンゲ』というアフリカ布なのです。
★ターバンとは?
もともとは中東諸国やインドで用いられ、宗教的な敬虔さの象徴とであった。
現在は頭に巻く布の総称としても用いられている。
★カンガとは?
タンザニアやケニアなど東アフリカが発祥で、「鮮やかなアフリカンの柄」 「布の周りに縁取りがあるデザイン」「中心部の下の方にセイイングと呼ばれる スワヒリ語のメッセージ」が特徴的。
東アフリカの歴史と文化の中から誕生したもの。
★キテンゲとは?
ヨーロッパ(起源はオランダ)発祥のアフリカンの柄をプリントした布で、アフリカに輸入され流通したもの。
MISIAさんがつけている独特で鮮やかな色合いの布は、アフリカ布だったのですね!
ステージでもとても映えますし、エキゾチックなMISIAさんにとてもよく似合っています!!
MISIAの髪形の名前は?
ターバンで巻かれているMISIAさんの髪形ですが、おでこの生え際やターバンの下から出て着る部分は、オシャレで独特なスタイルですよね。
何ていう髪形なのでしょうか?
これは『コーンロウ』と呼ばれるヘアスタイルで、頭全体の髪の毛を細かい編み込みにしたもの。
出来上がった形がトウモロコシのように見えることから『コーンロウ』と名付けられました。
『コーンロウ』はアフリカ発祥の髪形と言われていて、奴隷としてアメリカやカナダに連れてこられた多くのアフリカ人が、アフリカ文化への愛着を込めてコーンロウの髪形にしたそう。
そして、1980年代頃からヒップホップやレゲエ音楽が世界中で人気を集めるとともに、コーンロウやドレッド、ブレイズなどのアフリカンヘアスタイルが広がっていきました。
直毛の人がコーンロウなどのアフリカンスタイルにする場合は、一旦、アフロパーマをかけたほうが緩まずに編み込めて、ほどけにくく、形がカッコよく決まるようです。
MISIAさんもアフロにしてから、編み込んでコーンロウにしているのではないでしょうか?
MISIA、ターバンなしの髪形の画像
MISIAさんは以前はターバンなしの髪形をしていたこともありました。
ターバンなしでも、髪の毛は『ドレッド』や『ブレイズ』にしていたのですね。
やはり、アフリカンスタイルがお好きなようです。
★ドレッドとは?
髪の毛が互いに絡まり合って、ロープのように束になった形状で、アフリカンの象徴的なヘアスタイル。
★ブレイズとは?
髪の毛を小分けにして、それぞれの毛束を細かく三つ編みにしたヘアアレンジ。
同じくアフリカンスタイルの『アフロ』の時期もありました。
個人的には、日本人離れした独特な雰囲気があって、『アフロ』もとても良く似合っていると思います。
また、貴重なストレートヘアの画像もありました!
ストレートヘアスタイルのMISIAもいいね。。。つかストレートヘアのMISIA初めて見た。 pic.twitter.com/eBZXaaarUB
— 伝説のメガTINKO (@ZBcBnqxr9WIwg1L) July 5, 2020
MISIAといえばターバン
MISIAさんといえばターバンの印象が強いため、バラエティ番組でもターバンに注目が集まっています。
MISIAのモノマネもターバンいじり
2020年12月12日に放送されたフジテレビの『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』では、ものまね芸人の北風ミシェルさんが「ついにターバンに食べられたMISIA」のネタで大爆笑をとっていました。
ついにターバンに食べられたMISIA
食べられちゃいましたね🤣🤣#細かすぎて伝わらないモノマネ pic.twitter.com/lHOfXxzO3H— kasaimasatugu (@kasaimasatugu) December 13, 2020
確かにめちゃめちゃ面白い!!
そしてみんなが爆笑するってことは、『MISIAさん=ターバンのイメージが強い』ってことですね!
1年後、2021年12月11日の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』でも、同じく北風ミシェルさんは「ターバンに食べられたあと蘇るMISIA」というネタを披露していました。
ターバンに食べられたあと蘇るMISIA#細かすぎて伝わらないモノマネ pic.twitter.com/e4fapvnaDf
— Shota (@JinmResult) December 11, 2021
やはり爆笑で、かなり好評だったようですね!
MISIAはさんまにもターバンをプレゼント
MISIAさんは2017年6月23日に、フジテレビ『さんまのまんま』の特番に出演しました。バラエティ番組に初登場だったそうです。
この時、MISIAさんは明石家さんまさんへのお土産にターバンを持参していました。
たくさんのターバンを持ち込んで、その中からさんまさんに似合うものを選んで、ほんの数分でさんまさんの頭にターバンを巻きつけたのです。
はぁ…(*´ω`*)尊かった
もうキュンキュンしまくり(*´ω`*)#MISIA#さんまのまんま pic.twitter.com/OBIIE1jciI— MKT (@kobenz0720) June 23, 2017
MISIAさんと同じヘアスタイルになったさんまさんは、自分のことを「SASIA(サーシャ)」と呼んでいたそう(笑)
この2017年当時から、すでにMISIAさんはターバンスタイルがトレードマークになっていたようですね!
MISIAがターバンを巻く理由
MISIAはアフリカ文化をリスペクト
MISIAさんがターバンを巻く理由は、アフリカ文化を愛し、リスペクトしているからだと思われます。
MISIAさんの音楽のルーツは黒人音楽のゴスペルにあるそう。
幼い頃から教会でゴスペル音楽に触れ、高校の時には黒人のボイストレーナーから歌を習っているのです。
黒人音楽、黒人文化をリスペクトし、多くの人に広めたいという気持ちから、アフリカ布の『カンガ』や『キテンゲ』をターバンとして巻き、アフリカンヘアスタイルのコーンロウやドレッドをキープしているのではないでしょうか?
それに、アフリカ布の柄は、とても色鮮やかで個性的で、本当に美しいです!
ターバンやコーンロウは、実際はものすごく手間がかかると思いますが、あんなに美しく着飾れるなら、いつもターバンを巻きたくなるMISIAさんの気持ちもわかりますよね!!
MISIAのアフリカ支援
MISIAさんは、実際にアフリカに対して、10年以上にもわたり積極的な支援をおこなっているのです。
MISIAさんのアフリカに対する主な活動がこちら。
★2007年4月 ケニア、ナイロビの最大の貧民街キベラ・スラムを訪問
★2008年10月 世界の子供の教育支援団体チャイルド・アフリカを立ち上げ
★2008年11月 マラウイのデッザの農村、ナミテテのNGO、ミトゥンドゥの一村一品の現場などの他、再びケニアのキベラ・スラムを訪問
★2013年1月 外務省より第5回アフリカ開発会議(TICAD V)名誉大使に任命
★2018年10月 外務省より第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)名誉大使に任命、同会議のイメージソングを担当
★2019年8月 ザンビアの児童養護施設や難民キャンプを視察
MISIAさんは、2019年8月にザンビアを訪れた際には、空腹を紛らわせるためにシンナーを吸っている子供たちの様子を見て、「もし助けられる親や大人がいれば、こうはならずに暮らしていけたのではないか」とコメントし、「必要なのは、大人たちの関心と、愛、そして具体的な対策」「現実を知ろうとして欲しい」と強く語っていました。
アフリカをリスペクトするとともに、アフリカの現実を伝えたいという思いが、MISIAさんの音楽や、アフリカ布を使った衣装やターバンに込められているのではないでしょうか。
MISIAのプロフィールと経歴
名前:MISIA(ミーシャ)
本名:伊藤 美咲(いとう みさき)
生年月日:1978年7月7日
年齢:43歳(2021年12月現在)
血液型:O型
身長:153cm
出身地:長崎県対馬市
出身校:福岡県立香住丘高等学校
職業:歌手、シンガーソングライター
事務所:Rhythmedia
なぜ「MISIA」という名前にしたの?
「MISIA」という芸名は、『アジアの方々にも音楽を届けたい』という想いから、「ASIA」と本名の伊藤 美咲の「MISAKI」とを合わせて名付けたと言われています。
または、「ASIA」と救世主メシア「Messiah」を合わせて「MISIA」としたという説もあるそう。
いずれにしても、とても深い想いがこもっている素敵な名前ですね。
MISIAの生い立ち
MISIAさんは長崎県対馬市に生まれました。
両親が医者で、父親の「離島に新しい医療を届けたい」という思いから、家族で対馬市に移住しました。
ちなみに兄も姉も医者になっていますので、MISIAさん以外の家族全員が医者なんですね。すごい一家です!
MISIAさんは対馬市で過ごした幼少期に教会のゴスペルに触れ、黒人音楽に親しんでいたそう。
有名なゴスペル曲『MAMA I WANT TO SING』に感動し、映画「天使にラブソングを2」のローリン・ヒルのファンになったとのことです。
福岡県に引っ越し、福岡県立香住丘高等学校に進学すると、黒人のボイストレーナーに師事しトレーニングを重ねました。
そして、オーディションに応募したりレコード会社に書類を送るようになったのでした。
MISIAのデビューと大ヒット曲
MISIAさんは1998年、「つつみ込むように…」でシングルデビューしました。
デビュー当時から、5オクターブの音域を持つ、その圧倒的な歌唱力が話題となり、徐々に人気が高まっていったのです。
そして、2000年10月に発売された7枚目のシングル、ドラマ『やまとなでしこ』の主題歌『Everything』は200万枚を超えるメガ・セールスを記録し、大ヒットとなりました!
2000年代の女性アーティストのシングルで最大の売り上げを記録したそうです。
その後は、みなさんご存じのとおり、MISIAさんは大ヒットを続けていきます。
2004年には女性ソロアーティストとして日本初の5大ドームツアーを達成。
2010年には、ライブにデビューから累計で250万人以上の観客動員数を達成し、海外にも活躍の場を広げていきました。
そして現在もMISIAさんは、日本の、アジアの歌姫として大活躍されていますね!
MISIAが東京オリンピックで君が代を歌う
2021年7月~8月に開催された2020東京オリンピックでは、MISIAさんは開会式で「君が代」を歌いました。
その素晴らしい歌声に、日本中が、世界中が感動しましたね。
SNSでも大きな話題になりました。
あの時の感動をもう一度、堪能してください!
真っ白なターバンも、MISIAさんにとてもよく似合っていましたね。
そして静粛な会場の雰囲気にもマッチしていました。
本当に感動的な歌唱ですね!