政治家

安倍晋三元総理の家系図や兄弟を紹介!麻生太郎とも親戚で祖父が岸信介だった!

元内閣総理大臣の安倍晋三さんの家系図が華麗すぎます!

祖父の岸信介さんを始め、安倍晋三さんの家系には歴代総理大臣が6人もいるのです。

また、家族や親族には政治家・経営者など、輝かしい経歴の方々がいっぱい。

安倍晋三さんの華麗なる家系を紹介します。

安倍晋三の家系図

まずは、安倍晋三さんの家系図を紹介します。

たくさんの著名な政治家のお名前が並んでいて、びっくりですね!

安倍晋三の家系には6人の総理大臣!

安倍晋三さんの先祖や親族からは、なんと6人の内閣総理大臣が出ているのです

安倍家って本当に輝かしい一族なんですね。

安倍晋三さんの家系が華麗過ぎる!とウワサされ、インターネットなどで家系図が検索されているのも納得です。

まずは、その6人の内閣総理大臣を紹介します。

安倍晋三の先祖:吉田茂

吉田茂さんは、第45、48~51代の内閣総理大臣をつとめました。

安倍晋三さんとの関係ですが、安倍晋三さんの祖父・岸信介さんの従妹が、吉田茂さんの娘と結婚しています。

かなり遠い親戚ですね。

吉田茂さんは第二次世界大戦が終わった翌年、1946年に内閣総理大臣に就任し、計7年もの間、首相として戦後の日本政治の方向を定めました。

強いリーダーシップで、戦後の日本を築いた方です。

最も有名な内閣総理大臣の一人と言えるでしょう。




安倍晋三の祖父:岸信介


安倍晋三さんの母方の祖父が岸信介さんです。

東京帝国大学法学部を卒業し、商工大臣、国務大臣、外務大臣を歴任し、第56、57代の内閣総理大臣となりました。

岸信介さんは父親が佐藤家に婿養子となっていたためもともとは「佐藤」姓だったのですが、中学3年生の時に、父親の実家である岸家の養子となり、「佐藤」⇒「岸」姓を名乗ることとなりました。

妻は父方の従妹・岸良子さんです。

1945年、第二次世界大戦が終結した時には、A級戦犯被疑者として留置所に拘留されました、3年後に不起訴となり放任され、政界に復帰するという経験の持ち主です。

また、統一教会の創始者である文鮮明氏と深いかかわりがあることでも注目されています。

岸信介さんは、文鮮明氏が発足した世界反共連合の日本支部に加わったり、文鮮明の後援会の実行委員長になったりしていました。

アメリカで脱税の疑惑により投獄されていた文鮮明氏を釈放させるために、レーガン大統領に意見書を送ったりもしています。

当時、統一教会の本部が東京都渋谷区にあり、岸信介さんの邸宅と隣同士だったそうです。

岸さんは統一教会本部に足を運んでいたようで、文鮮明氏と握手をしている写真も残っています。

安倍晋三の大叔父:佐藤栄作


佐藤栄作さんは、安倍晋三さんの祖父である岸信介さんの実の兄となります。

つまり安倍晋三さんの大叔父にあたることになりますね。

佐藤栄作さんは第61~63代内閣総理大臣をつとめていて、非核三原則の提唱や沖縄返還を成し遂げるなどの功績を残し、1974年にノーベル平和賞を受賞しました。

2022年現在、日本で唯一、ノーベル平和賞を受賞した方となります。

東京帝国大学を卒業した後、に鉄道省に入省し、鉄道省局長官を歴任して運輸省の次官を最後に1948年に退官。

同年に吉田茂内閣の官房長官に非議員ながら任命され、政治家としての道を歩み始めました。

佐藤栄作さんは鉄道省時代には左遷も経験しており、紆余曲折のある前半生だったため、秀才と言われた兄の岸信介さんと比較されることが多かったようです。

妻は母方の従妹の佐藤寛子さんです。

寛子さんは佐藤家本家当主の娘だったため、佐藤栄作さんは佐藤家本家の婿養子となったのです。

安倍晋三の遠い親戚:鈴木善幸


鈴木善幸さんと安倍晋三さんとはかなり遠い親戚関係となります。

安倍晋三さんの祖父・岸信介さんの従妹の妻の甥が麻生太郎さんで、その麻生太郎さんの妻の父親が鈴木善幸さんなのです。

鈴木善幸さんは第70代内閣総理大臣をつとめましたが、就任後は日米関係が悪化し、公約であった財政再建も上手くいかなかったため、内閣の支持率が下がってしまい、約2年で退陣することとなりました。

安倍晋三の遠い親戚:麻生太郎


先に説明したとおり、麻生太郎さんは安倍晋三さんの祖父・岸信介さんの従妹の妻の甥、ということで、遠い親戚となります。

また、麻生太郎さんの妻は佐藤善幸さんの三女なので、麻生太郎さんと佐藤善幸さんは義理の父と息子ということになります。

麻生太郎さんは第92代内閣総理大臣を務めていますが、退任後は安倍内閣と菅内閣時代に財務大臣を9年近くも務めていました。これは戦後歴代最長となるそうです。

そして、安倍晋三さんとは親戚同士で内閣総理大臣と財務大臣という関係だったわけですから、同じ一族が日本の政治を動かしていたということのなりますね。

麻生太郎さんは学習院大学を卒業した後に海外留学し、帰国後は実家の麻生産業に入社、その後、麻生セメントの代表取締役社長に就任しました。

社長業のかたわら、1976年のモントリオールオリンピックにクレーン射撃の日本代表選手として出場しているのは驚きです!

オリンピック選手と内閣総理大臣を経験した人はなかなかいないですよね!!

そして、経営者として成功した後、1979年に選挙に出馬し当選して政治家の道を歩み始めたのです。

麻生太郎さんは、海外留学の経験から英語が堪能で、通訳を介さずスピーチしたり対談を行うことができました。

また、べらんめえ口調で歯に衣着せぬ発言をしたり、漫画が大好きだったりと、親しみを持てるキャラクターは国民からの人気を集めていましたね。




安倍晋三


安倍家の6人目の内閣総理大臣は、安倍晋三さんご本人です。

第90代と第96~98代と長きにわたって内閣総理大臣をつとめました。

2006年9月、52歳の時に最初に内閣総理大臣に就任したのですが、戦後最年少で、戦後生まれとしては初めての内閣総理大臣となったのです。

2度目に内閣総理大臣に就任したのは2012年6月のこと。

デフレ経済を克服するために大胆な金融政策を講じ、「アベノミクス」と称された経済対策で成果をあげました。

「アベノミクス」はその年の流行語大賞も受賞しましたね。

1度目も2度目も安倍晋三さんは持病等の体調不良により内閣総理大臣を辞任しましたが、連続在職日数は2822日、通算在職日数は3188日と、歴代最長の総理大臣となったのです。

安倍晋三さんは小さい頃は野球選手や刑事になることに憧れていたそうですが、政治家一族であったため、「幼い頃から私は身近に政治があった」と話していました。

成蹊大学を卒業後は神戸製鋼所に入所し、3年間つとめたのちに外務大臣であった父・安倍晋太郎さんの秘書官となりましたが1991年にその父が急死。

そして、父の地盤を引き継ぎ1993年に出馬・当選し、政治家としての道を歩み始めたのでした。

内閣総理大臣を辞任した後も安倍晋三さんはとても人気のある方でしたが、2022年7月8日、街頭演説中に銃撃され、お亡くなりになりました。

本当にいたましい事件でしたね。

2022年9月27日に国葬が行われる予定となっています。

安倍晋三の父親は有名政治家、安倍晋太郎


続いて、安倍晋三さんの家族について紹介します。

安倍晋三さんの父親・安倍晋太郎さんもとても有名な政治家です。

安倍晋太郎さんは、父親が衆議院議員の安倍寛さん、妻の父が内閣総理大臣の岸信介さん、大叔父が内閣総理大臣の佐藤栄作さんでしたから、「政界のプリンス」と呼ばれ、将来を嘱望された政治家だったそうです。

東京大学を卒業後は毎日新聞に入社しましたが、元内閣総理大臣の岸信介さんの娘・洋子さんと結婚したことをきっかけに政治家に転身し、岸信介さんと一緒に政治活動を進めていきました。

そして、農林大臣や内閣官房長官、通商産業大臣、外務大臣をつとめ、次期総理大臣として確実視されるまでとなったのですが、1991年、病気のため亡くなってしまったのです。

そのため、「悲運のプリンス」と呼ばれることもあるようです。

安倍晋三の嫁は森永製菓の社長令嬢


安倍晋三さんは1987年6月、32歳の時に昭恵さんと結婚しました。

安倍晋三さんが、外務大臣の父親・安倍晋太郎さんの秘書官を務めていた頃でした。

妻の昭恵さんは森永製菓社長の松崎昭雄さんの長女ですから、『社長令嬢』ということになりますね。

安倍家の輝かしい家系に、さらに花を添えることとなったでしょう。

社長令嬢にふさわしく、小学校から高校まで聖心女子学院に通い、聖心女子専門学校を卒業していて、安倍晋三さんと結婚した当時は、電通社員として働いていたそうです。

とても明るいキャラクターで、愛称の「アッキー」という名前でラジオのパーソナリティをつとめたり、東京都千代田区で居酒屋UZUを経営していました。

ファーストレディとしてはめずらしい経歴ですね。

また、安倍晋三さんのことを「晋ちゃん」と呼んでいることも公表していましたから、夫婦仲が良かったのでしょうね。




安倍晋三の兄は経営者

安倍晋三さんは次男で、兄と弟がいます。

兄で長男の安倍寛信さんは、政治家にはならず、経営者として成功した方です。

政治家一族の安倍家の中では珍しいかもしれませんね。

安倍寛信さんは成蹊大学を卒業後、1975年三菱商事に入社しました。

日本国内や海外に転勤したのち、三菱商事中国支社長、三菱商事執行役員に就任し、2012年からは三菱商事パッケージング代表取締役社長をつとめました。

日本の大企業の社長という素晴らしい経歴の持ち主なんですね。

2021年に社長を退任しましたが、現在はヤマエグループホールディングスの取締役監査等委員や成蹊学園の理事、フマキラーの社外取締役に就任しています。

安倍晋三の弟は政治家で、養子に出ていた!


安倍晋三さんには養子に出された弟がいます。

政治家の岸信夫さんが、実は安倍晋三さんの実の弟なのです。

岸信夫さんは生まれてすぐに岸家の養子となったため、本人も自信が養子であることを知らずに育ちました。

大学生の時に戸籍を見て、自分が養子であることを始めて知ったため、当時はとてもショックを受け、1か月ぐらいは放心状態になってしまったそうです。

岸信夫さんは、慶応大学を卒業後に住友商事に入社し、2002年に衆議院選挙に出馬・当選して政治家への道を進み始めました。

岸田内閣では防衛大臣をつとめ、2022年8月からは内閣総理大臣補佐官として活躍されています。

また、岸信夫さんの息子・岸信千代さんは元フジテレビアナウンサーで、現在は父親の秘書官となり、政治家を目指しています。

華麗なる政治家一族の安倍家の一員として、活躍する日も近いかもしれません!

まとめ:安倍晋三の家系

安倍晋三さんの家系は政治家一族で、6人もの内閣総理大臣が出ています。

また、他にも有名な政治家だったり、大企業の社長だったりと、著名な方々をたくさん輩出しています。

安倍家は本当に華麗なる家系ですね。

残念ながら、2022年7月8日に安倍晋三さんはお亡くなりになり、同年9月27日は国葬が執り行われる予定となっています。