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カミラワリエワ疑惑のドーピング規定違反はなぜ今?これからどうなる?

北京オリンピックのフィギュア団体戦で異次元の演技を披露し、世界中を魅了したカミラワリエワ選手に、なんとドーピング疑惑が発生!

これによってROC(ロシアオリンピック委員会)の団体金メダルがはく奪されるだけではなく、カミラワリエワ選手がフィギュア女子シングルに出場できないかもしれない!?と、大騒動になってしまいました。

協議の結果、スポーツ仲裁裁判所の裁定で女子シングルに出場できることになりましたが、ドーピング疑惑がはれたわけではなく、今後処分となる可能性もあるそう。

そのため、カミラワリエワ選手が個人戦で3位以内になったら表彰式は行わないとのこと!!

そんなことってあるの!?
カミラワリエワ選手の今回のドーピング疑惑とは一体どうゆうことなのでしょうか!?

カミラワリエワのドーピング疑惑とは

カミラワリエワのドーピングが発覚!?

カミラワリエワ選手は、北京オリンピックのフィギュア団体戦で女子SPとフリーに出場し、他を圧倒する演技でダントツの得点をたたき出し、ROC(ロシアオリンピック委員会)の金メダルに大貢献しました!

・・・と思ったのもつかの間、イギリスの五輪専門メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」により、カミラワリエワ選手にドーピングの疑惑があると報道され、世界中に衝撃が走ったのです!!

報道によると、カミラワリエワ選手がらドーピング検査の禁止薬物リストに入っているトリメタジジンが検出されたということなのですが、その検体は12月に採取されたものだということ。

「なぜ12月の検体の検査結果が、北京五輪の最中に発表されたのか?」

ドーピング疑惑に加え、検査の遅さや検査結果の発表のタイミングにも不可解なものが感じられ、ますます大きな騒動となっていきました。

カミラワリエワが北京五輪参加禁止に!?

カミラワリエワ選手は、一旦、2月8日にロシアアンチドーピング機構より北京五輪を含むすべてのスポーツに参加することを禁止されましたが、ワリエワ陣営は2月9日に不服を申し立てました。

すると、ロシアアンチドーピング機構から参加禁止処分を解除されるのですが、今度は世界オリンピック員会(IOC)と国際スケート連盟がその禁止処分解除を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し入れたのです。

カミラワリエワ選手が北京五輪に出場できるかどうかは、スポーツ仲裁裁判所の裁定にかかってくることになりました。

スポーツ仲裁裁判所は2月13日に関係者から聴衆をおこない、2月14日に裁定結果を通知することになったのです。

カミラワリエワの北京五輪女子シングル参加が決定!

2月14日、スポーツ仲裁裁判の裁定結果が通知されました。

IOCや国際スケート連盟の異議申立ては却下され、カミラワリエワ選手は北京五輪に正式に参加が認められました!

そして、2月15日のフィギュア女子シングルに出場することになったのです!

いろいろな疑問は残るものの、世界の多くの人々がカミラワリエワ選手の素晴らしい演技を観たいと思っていますから、この結果にひと安心しているところでしょう。

2月15日のショートプログラム、17日のフリースケーティングで、世界中をを魅了する最高の演技を見せてほしいと思います!

トリメタジジンとは?

カミラワリエワ選手から検出された『トリメタジジン』とは一体どうゆうものなのでしょうか?

『トリメタジジン』とはドーピング検査の禁止薬物となっており、「代謝調節薬」として血行を良くする効果を狙って使用されることがあるそう。

でも、もともとは狭心症の治療薬として使われるものなのです。

全日本柔道連盟の医科学委員会でアンチ・ドーピング部会の大江裕一郎・部会長によると、トリメタジジンは本来、狭心症の治療薬などとして使用される。血管を広げて血流を増やす効果があり、「心機能の向上を狙って用いられる可能性がある」という。

 大江部会長は「15歳のスケート選手が治療薬として使うことは常識的に考えにくい」と指摘。一方で、「工場での薬剤の生産過程で、他の薬剤に微量の違反物質が混入していて、それを用いて違反に問われた事例がある。混入の可能性もゼロではない」とも話している。

引用元:読売新聞オンライン

 

世界ナンバー1のパフォーマンスを演じるカミラワリエワ選手が、狭心症の治療薬として『トリメタジジン』を使用した可能性は低そうです。

過去のオリンピックでも『トリメタジジン』が陽性となり、失格やメダルはく奪という処分を受けたことがあります。

カミラワリエワ選手も、北京五輪の継続参加は許可されましたが、ドーピング疑惑がはれたわけではありませんから、今後、厳しい処分を受ける可能性も残っています。

これからどのような処分がくだされるのか、まだまだ不安な状況が続くようですね。

なぜ12月の検査結果が今?

カミラワリエワ選手のドーピング検査の検体を提出したのが12月25日。

12月に提出した検体の結果がなぜ2月に入ってから問題となったのでしょうか。

RUSADAは調査目的について、「ドーピング規定違反の可能性がある全ての状況を特定するため」としている。
ワリエワ選手は昨年12月25日に採取された検体から禁止薬物トリメタジジンが検出され、今月8日に報告を受けた。RUSADAは検査結果が出るまでに1カ月以上かかった理由について、分析したストックホルムの検査機関で「新型コロナウイルスの感染が発生したため」と説明した。

出典元:

ストックホルムの検査機関で「新型コロナウイルスの感染が発生したため」とありますが、そんなにかかるものでしょうか。

しかも、丁度、団体戦が行われた2月にドーピング規定違反があったと報告されたのです。

何かの思惑があったとしか思えないですね。

カミラワリエワドーピング疑惑スポーツ仲裁裁判所の結果

2月14日午後にカミラワリエワ選手のドーピングについてスポーツ仲裁裁判所の判断が出ました。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、禁止薬物に陽性反応が出たフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)=ROC(ロシア・オリンピック委員会)=について、北京冬季五輪への出場を引き続き認める裁定を下した。

ワリエワが16歳未満で、世界反ドーピング機関(WADA)が定める「要保護者」であることなどを考慮した、としている。ワリエワが優勝候補筆頭とされている女子は15日にショートプログラム、17日にフリーがある。

CASはワリエワの陽性を認定したうえで、「この状況で選手の五輪出場を阻んだ場合、取り返しのつかない損害を与えると仲裁担当は考えた」と説明した。陽性通知が大幅に遅れなければ今回の事態は起きなかったとし、それは選手の責任ではないなどとした。

出典元:朝日新聞

12月の検査結果であり、カミラワリエワ選手に落ち度がなかった場合を考慮して、北京五輪に出場させるということになりました。

オリンピックに出場させないことで、彼女の努力が無駄になってしまう。

それでは取返しがつかないことになり、カミラワリエワ選手の将来を大きく狂わせることになるため、北京五輪のフィギアスケート女子シングルに出場させるといった判断だったのではと思われます。

フィギアスケートファンとしてはカミラワリエワ選手の演技は是非見たいですよね。

まずは出場できるということで一安心。

まだ15歳の少女です。ですが、今回の北京オリンピックで金メダル最有力候補って凄いこと。

女子フィギアはレベルが高いのですが、その中でもカミラワリエワ選手は異次元の高いレベルにいます。

カミラワリエワ選手は常にベストのスケートできて、金メダル間違いなしと言ってもよい選手です。

他を寄せ付けないレベルにいて、他の選手が全くかなわないため、『絶望』とまで言われているほど。

そのような選手ですから、ドーピングなんてしない、する必要がないと個人的に思ってます。

カミラワリエワ疑惑のドーピング規定違反まとめ

北京オリンピックのフィギュア団体戦で異次元の演技を披露して、世界中を魅了したカミラワリエワ選手ドーピング疑惑し、女子シングルに出場できない可能性がありました。

しかしながら、スポーツ仲裁裁判所の裁定により、2月15日の女子シングル・ショートプログラム2月17日のフリースケーティングにはまずは出場できることになって、まずはカミラワリエワ選手のファンとしては一安心ですね。

最高の演技をして欲しいです!

ドーピング疑惑ははれた訳ではないので、今後の処分については注目していきましょう。