北京オリンピックで男子フリースタイルスキーモーグルの金メダル候補の堀島行真選手。
2021/2022シーズンに入ってから連続で表彰台に上がっています。
スウェーデン、フランスで行われたワールドカップでは王者キングズリーに勝って優勝など金メダルに近い選手なのです。
今回はそんな堀島行真選手の父親や姉など家族にフォーカスして紹介したいと思います。
堀島行真の家族
堀島行真選手の家族ですが、ご両親とお姉さんがいます。
母親はスノーボードをしていたみたいですが、父親のスキー関連の情報はありませんでした。
しかしながら、堀島行真選手は1歳からスキーをしていたとのことで、スキーが好きな家族なのですね。
堀島行真の父親:堀島行訓
堀島行真選手の父親の名前は「堀島行訓」さんと言います。
堀島行訓さんは小学校の教員ということで、スキーの選手ではない。
一般の父親だったのですね~。
父親の堀島行訓さんは熱心で、夏には三重県桑名市にあるウォータージャンプ場に堀島行真選手を連れて行って練習させたそうです。
モーグルにあるエアーをするのにいきなり雪上で練習すると、堅いところに着地をすることになるので、成功せずに怪我をしてしまう可能性があります。
そのため、思い切ってエアーを練習するためにウォータージャンプで練習するのですね。
ウォータージャンプとはジャンプ台を飛んで、水に着地するものを言います。
ジャンプ台にプールが設置されたところということで、着地しているところが水なので怪我をしにくいのですね。
モーグルやビックエアー、ハーフパイプの選手などはウォータージャンプでジャンプの練習しています。
堀島行真選手は1日に50本も飛んで、父親が撮ったビデオでチェックしながら練習していたそうです。
堀島行真の姉:堀島有紗
堀島行真選手のお姉さんの名前は堀島有紗さんと言います。
実はお姉さんの堀島有紗さんもモーグルの選手だったのですが、2019年に引退をしてスキーのインストラクターなどをしているとのことでした。
小学校6年生のころからモーグルを開始。
中京大学に進学してのスキー競技部に所属していました。
全国モーグル選手権に11年連続出場していたほどの実力があり、姉弟でトップスキーヤーでした。
平昌オリンピックの代表を目指して練習していたのですが、残念ながら代表にはなれず、引退となっています。
モーグルとはどんな競技?
里谷多英さんが1998年の長野五輪で金メダルを獲得してモーグルが徐々に浸透してきましたが、いったいどんな競技でどんなルールか良く分からないところはありますよね。
そこで、ちょっとだけモーグルについて解説をしたいと思います。
まずは、モーグル(Mogul)とはノルウェー語で『雪上のコブ』という意味なのです。
モーグル競技自体は2種類あって『シングル』と『デュアル』があります。
シングルは一人で滑って、デュアルは2人で滑って相手との勝負となります。
モーグルの採点方式
採点はターン技術、エアー演技、スピードの3つがあり、採点の配分はターンが60%、エアー20%、スピード20%となり、ただ滑って早いだけの勝負ではなくて、滑走の美しさや、ジャンプの難易度を競うこともあって、観客を楽しませる要素が含まれています。
なので、エンターテイメント性もあり、見ていて楽しい競技なのですね。
ちょっと動画を掲載しておきます。
堀島行真選手が2021/22モーグルイドレ大会で優勝した時の動画です。
https://youtu.be/80BoEAb2GXk
急斜面の中でコブを滑りつつ、エアーを飛ぶなんて信じられませんね。
凄すぎます。
あと、一番重要なのがターン技術で両足がそろって、柔らかく膝を使って滑らかに滑っています。
ターンの採点には大きく分けて3つあります。
1)フォールライン
スタートからゴールまでの最短距離を走らないといけません。
スタートしてから直線で滑っていくのですが、バランスを崩して隣のコブを滑ったりすると、減点対象となります。
2)カービング
エッジをきかせて、板のトップからテールまで一直線状に滑らせなければならなく、横にスライドさせて滑ることは美しくなく、減点の対象となります。
3)体の状態
頭は前方を見ていて胴体は真っ直ぐにあることが基本になります。
両手は常に前にある状態であることなどがあります。
モーグル選手って姿勢が真っ直ぐで、コブがあっても頭の位置は変わらずに膝の伸縮によって体制をキープしてます。このラインも採点の基準になっているんですね。
堀島行真のライバルの王者ミカエル・キングスベリー
堀島行真選手には北京オリンピックで金メダルを獲得して欲しいところ。
ですが、男子モーグルでは絶対王者のミカエル・キングスベリーというライバルがいるのです。
堀島行真選手とメダル争いをする選手ですので、紹介しておきます。
- 名前: ミカエル・キングスベリー
- 生年月日: 1992年7月24日
- 年齢:30歳(2022年1月現在)
- 生まれ: カナダ サンタガット・デ・モン
- 身長: 175 cm
- 体重: 68 kg
デュアルモーグルですが、堀島行真選手とキングスベリー選手が優勝をかけて争った2021年12月12日イドレ大会(スウェーデン)の動画です。
どっちが勝ってもおかしくない展開・・・。
エアーは堀島行真選手とキングスベリーがまったく一緒の技という見ごたえ十分な試合でした。
https://youtu.be/eD61lrOIfSA
結果はキングスベリー選手が優勝!
堀島行真プロフィール
- 名前:堀島行真(ほりしまいくま)
- 生年月日:1997年12月11日
- 年齢:24歳(2022年1月現在)
- 所属:トヨタ自動車
- 出身地:岐阜県揖斐(いび)郡池田町
- 身長:166cm
- 体重:54kg
堀島行真の2021/2022戦績
堀島行真選手の2021/2022シーズンの戦績です。
- 2021年12月4日 フィンランド ルカ モーグル3位
- 2021年12月11日、12日 スウェーデン イッドレ モーグル優勝 デュアル2位
- 2021年12月16日、17日 フランス アルプ・デュエズ モーグル優勝 デュアル3位
- 2021年1月、7日、8日 カナダ トランブラン モーグル(1戦目)3位 モーグル(2戦目)3位
- 2021年1月13日、14日 アメリカ ディアバレー モーグル(1戦目)2位 モーグル(2戦目)優勝
シングルモーグル、デュアルモーグルともに全て3位以内の表彰台に立っています。
北京オリンピックが本当に楽しみで、絶対王者キングスベリーに勝って金メダルを掴んで欲しいです。